以上によって、(1)式は次式に書き換えられます。これによって、元の4つのコーナーをもつ表示から任意の n 個のコーナーをもつ表示に変換されます。
.
(6)
上式より、n 角表示における極座標の動径 r が次式で得られます。
.
(7)
このように、極座標 表示の「星形、および、花びらの形を表す方程式」が得られます。
直交座標 (x, y) 表示のときは、次式の通常の変換を施します。
,
(8)
および、
.
(9)
の範囲での値を与えながら、
(7)式と (8)、および、(9)式を C++言語プログラムによって計算します。計算されたデータにエクセル・ファイルのグラフィック・ ウィザードを用いると、
以下のような図形が描かれます。
(1) 星形 (n=5) の場合
上図を着色しますと次のようです。
上図をアニメーションで示しますと次のようです。
なお、画像の自動切り替え方法はこちら
を参考にしました。
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(2) a=0.81, =0.1*,
b=0.14, c=1 の場合
上図を着色しますと次のようです。
上図をアニメーションで示しますと次のようです。
なお、画像の自動切り替え方法はこちら
を参考にしました。
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(3) a=0.83, =0.5*,
b=c=1 の場合
上図を着色しますと次のようです。
上図をアニメーションで示しますと次のようです。
なお、画像の自動切り替え方法はこちら
を参考にしました。
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(4) a=0.83, =0, b=c=1 の場合
上図を着色しますと次のようです。
上図をアニメーションで示しますと次のようです。
なお、画像の自動切り替え方法はこちら
を参考にしました。
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(5) n=5, b=c=1 の場合
上図を着色しますと次のようです。
上図をアニメーションで示しますと次のようです。
なお、画像の自動切り替え方法はこちら
を参考にしました。
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(6) n=5, a=0.7, b=0.2, c=0.3 の場合
上図を着色しますと次のようです。
上図をアニメーションで示しますと次のようです。
なお、画像の自動切り替え方法はこちら
を参考にしました。
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(7) n=5, a=0.81, b=0.022, c=1 の場合( <0 の場合もあります)
上図を着色しますと次のようです。
上図をアニメーションで示しますと次のようです。
なお、画像の自動切り替え方法はこちら
を参考にしました。
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(8) a=0.81, =0.1*,
c=1 の場合
上図を着色しますと次のようです。
上図をアニメーションで示しますと次のようです。
なお、画像の自動切り替え方法はこちら
を参考にしました。
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(9) a=0.81, =0.1*,
c=1 の場合(その2)
上図を着色しますと次のようです。
上図をアニメーションで示しますと次のようです。
なお、画像の自動切り替え方法はこちら
を参考にしました。
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(10) 他のパラメータの場合( <0 の場合もあります)
上図を着色しますと次のようです。
上図をアニメーションで示しますと次のようです。
なお、画像の自動切り替え方法はこちら
を参考にしました。
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続編の花形曲線はこちら
です。
[参考]
一般的方法について
(1)式の直交座標 (x, y) 表示を極座標 表示に、次の変換公式を使って変換します。
,
(10)
および、
.
(11)
4つのコーナーをもつ表示から任意の n 個のコーナーをもつ表示に拡張し、かつ、必ず真上に1つのコーナーが来るようにするには、
位相角をに変えることで実現されます。
この場合、直交座標から極座標へ変換する変換公式は、(10)、(11)式に代えて、次式となります。
,
(12)
および、
.
(13)
(12)、(13)式を(1)式に代入すると次式が得られます。
.
(14)
ただし、定数 a, b, および c は正の実数ですが、a のみ次の制限があります。
.
(15)
(14)式での範囲での値を与えて計算することにより、
原理的には、動径 r が得られる筈ですが、残念ながら、極く一部の n の値を除いては解析的に不可能です。
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